商品開発を通してお客さんが ローソンストア100を選ぶ理由を
Sさん:商品開発
- Q. まずは、ローソンストア100でどんな仕事をしているかからお聞きできますか?
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私は今、商品開発本部という部署で冷凍食品とアイスクリームの商品開発に携わっています。メインの業務としては商品開発ですが、レジに商品が通るための登録などの事務作業も行っています。
ポイント制度や値引きなどを取り入れ、どれだけ商品の販売数を上げられるかといった販売促進のための企画も行っています。さらに、メーカーさんに交渉しながら決められた条件のなかでおいしい商品を開発するための交渉なども行っております。 - Q. 2020年入社とお聞きしています。入社当初からずっとこのお仕事をしていたのでしょうか?
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入社後1年3ヶ月の間、中京運営部の方で店舗勤務をしていました。
その後、2021年9月に商品開発本部に配属になり、デザートやパンなどの商品開発に携わったのち、現在は冷凍食品のアイスクリームを担当しております。 - Q. 運営部で学んだことが今に生きていると思うことは、ありますか?
- 運営部はお客さまと直接接するポジションです。レジでの仕事やお客さまとの会話を通して、どのようなお客さまがどのようなものを買っているのかを、毎日知ることができました。かなり学びが得られたと思っています。
- Q. お客さんの声で嬉しかったエピソードなどはありますか?
- お客さまから「いつもニコニコ接客してくれてうれしい」という声を本部にいただきました。それによって社内で表彰いただくことができ、嬉しかったです。
- Q. 普段からの接客態度が評価されたのですね。仕事において大切にしていることを教えてください。
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店舗での仕事からキャリアをスタートしましたが、もともと商品開発をしたいという思いがありました。健康志向が高まっているので、健康的でおいしい商品を消費者の方に召し上がっていただきたいと思っています。
店舗で働いていたときも、自作でポップを作成するなどして、お客さまに商品の良さを伝える工夫をしました。商品を通してお客さまに利益を与えるために、自分がどう働けばいいのかを考えながら業務に当たるようにしました。 - Q. 商品開発業務において、特に思い入れがある商品はありますか?
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商品開発本部で初めて開発に携わらせていただいたのが「濃い宇治抹茶ティラミス」という商品です。2021年の11月頃に開発を始めて2022年の2月に発売されました。最初に携わった商品という点で思い入れがあります。
商品が発売されて自分が働いていた店舗に商品が並んでいるのを見たときは、嬉しかったです。家族や友人にも私が開発に携わった商品が発売されることを伝えていたのですが、実際に買って食べていただいたあと「おいしかったよ」と言ってもらったことが、本当に嬉しかったです。自分が開発した商品を食べた人が喜んでくれることは、長い間の私の夢でしたから。
この商品の開発においては、価格や原料などをメーカーさんと交渉するなかで、おいしくてお買い得なものをつくる大変さを学びました。 - Q. その他、商品開発でこだわったところを教えてください。
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抹茶のデザートを買う方は、抹茶の独特の苦みを求める本物志向のお客さまが多いと分析しておりました。そのため“濃い”ことと“宇治抹茶”であることにこだわりました。
譲れない点を伝えつつ、その他の部分でどう価格を調整したらいいかをメーカーさんに相談しながら作っていきました。 - Q. 商品開発において苦労したことを教えてください。
- 私は最初、何も知らない状態から商品開発の仕事を始めました。したいこととできることの間に壁を感じて悩んだこともあります。そんなとき、上司に相談して教えてもらった方法でメーカーさんと交渉すると、円滑に仕事が進められました。
- Q. どのような壁だったのでしょうか?
- 一般の消費者の方にとって、弊社はお買い得な商品を販売するイメージが強くあると思うんです。しかし、原料はそれほど安くないので、商品もそれほど安くできるものではありません。価格と味のバランスを取ることが一番難しいと感じています。
- Q. そのような壁は、どのように乗り越えていくのですか?
- 例えば、安い原料にするために産地を変えたり、チーズの濃さを変えたりして全体的なバランスを見てクリアしていくことが多いです。
- Q. 現在、どんな仲間と仕事をしていますか?
- 商品開発部で社歴が一番短いのは私なのですが、先輩方に相談に乗ってもらいながらお仕事をしています。ときに厳しい言葉で指導いただくこともありますが、基本的には自分がどうしたいかの意思を尊重してくれる環境で働かせていただいています。
- Q. その他、成長につながった仕事経験を教えてください。
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商品開発部に来て、今までと全く業務が変わり右も左も分からないなかでしたが、他のスーパーやコンビニなどの競合の商品を見て勉強したり、商品のラベルを見て「この商品の味にするには何が必要か」を考えたりしました。
そのようにして市販の商品などから学びながら、どうしても分からないことは、積極的に上司に相談するようにしました。
商品部はスピード感が大事です。特に私が担当しているデザートやパンは、1ヶ月に10個ほどの新商品が出ますので、のんびりしていると新商品発売に間に合わなくなってしまいます。そのため、一人で悩みを抱え込まないようにして、分からないことは早めに上司に相談していました。 - Q. これからどんな仕事をしたいですか?
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商品開発を通して、お客さんがローソンストア100を選ぶ理由を作りたいと思っています。
というのも、さまざまなスーパーやコンビニがあるなかで、あえて弊社を選ぶ理由が必要だと思うからです。例えば、接客面や商品の陳列方法なども重要ですが、やっぱり、一番の要は商品だと思います。ですので、責任重大なポジションを担っている責任感を持っていたいです。
これからも「こんなにおいしいのに、こんなにお買い得な価格で買えるんだ」と感じていただける商品を作り、食を通しての喜びをお客さまに伝えていきたいです。 - Q. 今後、目指していきたいキャリアは、いかがでしょうか?
- これからも商品開発本部で商品開発に携わっていきたいです。それから、キャリアアップ制度による推薦図書の補助や資格試験の補助なども活用しながら管理栄養士の資格を取りたいと考えています。
- Q. 資格取得の補助について、さらに詳しく教えてください。
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弊社では資格取得やスキルアップを援助する制度があります。自分の業務に直接つながる資格とともに、そのキャリアに向かうために必要なことを会社のお金で学ぶことができます。そのなかでも特に推薦図書のシステムが一番ありがたい制度だと感じています。この制度は、人事などの教育に関する部署の方が、いくつかの本を読んだうえで選んだ推薦図書を3ヶ月に一度、共有してくださるんです。
例えば「ロジカルシンキング」というテーマに対しておすすめの本という感じで、本の紹介があります。本は、スマホやタブレットに入れて通勤中に読むことができます。本を読みたいと思っても何冊も買うとお金がかかりますし、どのような本を読んでいいかわからないときがあります。だから“ためになる本”が分かることは、ありがたいです。
さらに試験の検定費は会社から全額出ます。一人ひとりに割り当てられたスキルアップのための費用があり、その予算内であれば何に使っても良い制度になっています。私は先日、この制度を利用して「食品表示検定」という試験を受験しました。
新しいことにチャレンジしたくても時間を作れなかったり、資格試験に落ちたときにお金がもったいないと感じたりする方って多いと思うんです。でも、落ちても補助が出るので、チャレンジに対するハードルが低くなってきていると思います。 - Q. なぜ管理栄養士の資格を取ろうと思うのですか?
- 私は栄養士の資格は持っているのですが、国家資格である管理栄養士の資格を取ると、商品に「管理栄養士が作りました」などと書けると思うのです。せっかく栄養士の資格を持っていますので、栄養士の資格を生かしてできることをしたいと考えています。
- Q. もともと栄養士の資格を取っていたのは、食に携わりたいという思いがあったのでしょうか?
- 幼い頃から食べることに関心があったので、大学では栄養学科を専攻して学び、栄養士の資格を取得しました。
- Q. 改めて、あなたにとってローソンストア100とは?
- オンリーワンの業態だと感じています。コンビニのサイズでありながらもスーパーのように生鮮食品や日用品なども販売している。そこが、他にあまりない業態で、弊社の強みです。それから、お買い得な部分が特徴ですね。今後も、お買い得でありながら、おいしい商品を作っていきたいと感じています。お客さまに便利さを感じていただき、なくては困る存在でありたいです。そのために、自分に何ができるかを考えて業務に当たりたいです。
- Q. 会社の好きなところを教えてください。
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先輩方の人柄ですね。職場には、仕事への情熱を持っている方が多いです。いろいろなスキルが必要になるなかで、情熱は忘れてはいけない部分だと感じています。さらに、何事も前向きに捉えている方も多いです。
そういった方がいるから、自分も頑張ろうとか、前向きにもっと良くしていこうという気持ちが生まれると感じています。
やっぱり情熱があるからこそ優しさがあり、私のような後輩の話をとても親身に聞いてくださる方が多いので、相談しやすい環境ですね。 - Q. どのような情熱なのでしょうか?
- オンリーワンの業態だと感じています。コンビニのサイズでありながらもスーパーのように生鮮食品や日用品なども販売している。そこが、他にあまりない業態で、弊社の強みです。それから、お買い得な部分が特徴ですね。今後も、お買い得でありながら、おいしい商品を作っていきたいと感じています。お客さまに便利さを感じていただき、なくては困る存在でありたいです。そのために、自分に何ができるかを考えて業務に当たりたいです。
- Q. ホームページを見た方へのメッセージをお願いします。
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私は、幼い頃から食に関する仕事がしたいと思っていました。
その思いのままに就活を行い、ローソンストア100に内定してからも、周りに自分の思いを伝え続けてきたことが商品開発の仕事につながっていると感じています。
ですので、まずは自分のやりたいことを明確にして、そこに向かって真っすぐ頑張ることが大切だと思っています。